3月20日最後の結果発表

この夜の酒が美味かったのを忘れない。

はじめにセンターで大コケをして
絶望視されてたムスコの大学受験は
後期日程の結果
競争率が高かったけど お金のかからないところに決まったようだ。

その結果は夕方にムスコから直接メールが入った。

「奇跡的に合格でした
栄進で勉強できて本当に良かったです
普段はあまり言えませんがありがとう」

この時
誰も居ない会議室の隅っこで全俺が泣いた。
(｀；ω；´)






「しっかり勉強します。
どうかここにいさせてください。
お願いします」

高校の受験もまだ4ヶ月先の夜
泣きながらムスコがいったあの言葉

これで最低6年の単身赴任を覚悟したが、
ムスコはちゃんとこの約束の結果を残した。


受験する大学を決める途中も
愛知県の大学も候補に入れていた。
単身赴任させていた負い目を感じていたのだろう。
たまにしか帰って来ないオヤジを見て 気を使いやがったのかコイツぅ


実は滑り止めで受かった私立大学の方が
偏差値も就職率も少し上だし
結局、もう一年浪人して上を目指す選択も良いとしたのに
第一希望の大学ではないのに目的通り お金がかからない この大学に決めた。

子供のために親として当然のことをしているつもりなんだが、
これを恩と感じ、あの日を忘れずにいたことは
結果が良かったことよりも心が嬉しく報われたのです。